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水倉

先日 地元の人たちとの懇親会の席上で、ある方が「水倉」の話をしてくださり、まだ残っているとのこと。
桜川市内では、郷蔵といって、江戸時代、郷村などで、年貢米を上納するまで貯蔵し、また凶作に備えて穀類を保存した共同倉庫を指すが、「水倉」は初めて聞いた。一体どういうものか、興味深かった。
新潟のI田さんにメールを送ったところ、早速調べてくださり、『白根通史編』に記載されている水倉の写真と記事を転送してくださった。
信濃川、中ノ口川からの水害の防護策として、

洪水による湛水から逃れるため、屋敷内に土盛りをして建てた倉、中に食料や家財などを入れておき、洪水のときにそこで生活ができるようになっていた。舟を用意する家もあった。江戸時代末期から多くは明治時代になってから造られた。主に、白根、臼井から北部にある倉をそう呼んだ。治水工事が進み、いまはほとんど見られなくなったが、洪水の歴史を物語るものである。

とのこと。山崎興野地区の水倉の写真が載っています。

I田さん、ありがとうございました。 

まれびとにとっては、いろいろな新潟の歴史に触れることができる貴重が多くなりました。
こんど新潟に行った折、本物(現存する)をさがしてみましょう。
by carat-dorohana | 2009-06-19 06:13 | 泥花通信