人気ブログランキング | 話題のタグを見る

泥花 刈り上げ  

泥花も「小鳥来る」候。
泥花 刈り上げ  _b0179047_743251.jpg

9日、泥花田んぼの稲刈りを行いました

ご協力いただいた根岸保全会の有志のみなさんは、〇十年振りに泥田の稲刈りだ、と空土のわがままを聞き入れてくださった。
稲刈りは田んぼの水を抜いてからおこなうものですが、泥花田んぼは作品上、水面をそのままにしておくために、泥の中の稲刈りとなりました。刈り取りが遅かったために、ひこばえが出ているところ、穂が落ちて発芽しているところもありました。

脚が泥に吸い込まれ、ほんとうにすごい作業。軟弱な空土たちには歯が立たない、残酷、過酷な手作業。泥に足を取られてバランスを崩して泥にまみれたメンバーもいました。
その中で、一人、南さんの刈り取りは馴れた手つき。日頃おうちの手伝いをしているからでしょう。
MさんやKさんから、刈り取る稲の持ち方と鎌の動きを伝授。
刈り取った稲を運ぶ「そり」をKさんが探してきてくださった。作業が進みます。
保存会のみなさんが鎌で刈りとっていく音とリズム、さくさくさく。 空土は、さく、、、さく、、、さく、、、。
刈り取った稲は束にできるように、きちんと畦に並べられていきます。
最後に残った花びら田んぼをみんなで刈り取り、午前中に終了。

終えるころ雨が降ってきました。ラッキー!な空土。
田んぼは田植えの前の畦姿になりましたが、刈り取った稲株がのこる田んぼは、なんとなくもの悲しい。

午後からは、稲を干す作業のはじまり。朝早くからOさんたちがセンターにハサカケを組んでくれていました。
段取りよろしく、黒、緑、赤、紫色の稲が次々に架けられていきます。泥で湿っているため、ハサカケは相当な重さになりましたが、ハサカケも無事終了しました。ありがとうございました。

夕方からは、もちろん刈り上げ祝です。会場はS吉。キャリアの保全会有志の方々とひざを交えて今回の泥花プロジェクトについて語りました。叱り、怒り、喜びなどなど。 昔の泥田での作業の話や、ハサカケ作業のハプニングから、縄の話。用途によって縄の太さは「厘」単位で違うそうです。3分と3分5厘とか。

うれしい時間でした。

泥花 刈り上げ  _b0179047_7435050.jpg
泥花 刈り上げ  _b0179047_7442276.jpg
泥花 刈り上げ  _b0179047_7445022.jpg
泥花 刈り上げ  _b0179047_7451658.jpg

泥花 刈り上げ  _b0179047_7541426.jpg




空土 事務局
by carat-dorohana | 2009-11-11 07:55 | 稲刈り